コラム

香川県丸亀市で墓石を自分の代で整理する|改葬の実務と費用の全体像

終活ナビ編集部4min

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香川県丸亀市は人口約10万人の中規模都市で、市内には寺院墓地・民間霊園・集落の共同墓地が混在する。飯山町・綾歌町といった旧農村エリアでは先祖代々の石墓が複数基まとまって存在するケースが多く、「自分の代で整理したいが何から手をつければいいかわからない」という状況になりやすい。

全国の改葬件数は2023年に約15万件(厚生労働省「衛生行政報告例」)と過去最多を更新し、香川県でも同様の傾向にある。継承者がいない・子供に負担を残したくないという動機で石材業者へ相談が持ち込まれるケースが増えている。

丸亀市での墓石整理は、①改葬許可申請(行政手続き)、②石材店による墓石の撤去・整地、③遺骨の移転という三段階で進む。各ステップで判断が必要な事項が異なるため、順序を間違えると費用が二重にかかることがある。

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行政手続き:改葬許可申請の実務

墓石の整理で最初にすべき作業は役所への改葬許可申請だ。「墓地、埋葬等に関する法律」(昭和23年制定)に基づき、遺骨を現在の墓から移す場合は自治体の許可が必要になる。

丸亀市の場合、申請窓口は市役所の市民課となる。必要書類は以下の通り。

  • **改葬許可申請書**:丸亀市の所定書式(市役所窓口またはウェブサイトからダウンロード可)
  • **埋葬証明書**:現在の墓地管理者(寺院住職・霊園管理者)が発行。有料の場合あり
  • **受入証明書**:移転先の墓地・納骨堂の管理者が発行

申請手数料については丸亀市の公式ページで要確認(自治体によって無料〜数百円)。申請は1柱(ひとはしら)ごとに行うため、複数の遺骨を移す場合は柱数分の書類が必要になる。

一つ注意が必要な点として、現在の墓地が丸亀市外(たとえば坂出市・善通寺市・多度津町の寺院墓地)にある場合は、その自治体への申請となる。居住地と墓地の所在地が異なる場合に混乱が生じやすいため、先に墓地の所在自治体を確認する。

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費用の内訳と相場

墓じまいにかかる費用は大きく四つに分かれる。

石材撤去・整地
石材店が行う解体・運搬・墓所整地の作業費で、全国平均は1㎡あたり10万〜15万円程度。丸亀市内の石材業者でも同程度の水準で、2〜4㎡の一般的な墓所で20万〜50万円前後が目安となる。石塔の基数・重機搬入の可否・石材の種類(外国産御影石か国内産か)によって幅が出る。

離檀料
寺院墓地の場合、菩提寺を離れることへの謝礼として発生することがある。全国の石材業者や行政書士への調査では3万〜20万円が一般的な範囲とされる。香川県の寺院では長年の法要関係を重んじる慣習があり、通常の法事のお布施と同水準の謝礼で話がまとまるケースが多い。強制的な離檀料に法的根拠はないため、過大な請求には応じる義務はない。

遺骨の受入費用
永代供養墓(合祀型):1人あたり10万〜30万円程度
納骨堂:5万〜15万円/柱(別途年間管理費が発生する施設が多い)
海洋散骨:5万〜10万円(業者・プランによって異なる)

行政書士への代行依頼(任意)
改葬許可申請の代行は行政書士が対応可能で、丸亀市内の事務所でも取り扱いがある。費用は3万〜8万円程度。書類準備に不安がある場合や、複数の遺骨・複数の墓地をまとめて処理したい場合の選択肢となる。

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菩提寺・兄弟との合意をどう進めるか

50〜60代で墓じまいを決意した場合でも、遺骨の祭祀権は「祭祀主宰者」にある。法律上は慣習が優先され、長男・長女など特定の相続人が担う場合が多い。兄弟間で意見が割れた際は祭祀主宰者の判断が優先されるが、後の関係悪化を避けるには事前の合意形成が現実的だ。

実務では以下の順序で進めると摩擦が小さい。

  1. **移転先を先に固める**:「どこに移すか」を示さずに「墓じまいしたい」と伝えると反発を受けやすい。永代供養・納骨堂・散骨のいずれかを候補として提示した上で話し合いの場を設ける
  2. **菩提寺への打診は書面で**:手紙で現状(継承者不在)を説明し、住職の意向を確認する。口頭だと「言った言わない」になりやすい
  3. **費用の分担方法を記録に残す**:均等割か実家を継いだ側が多く負担するかを事前に決め、メール・書面で記録する

丸亀市近隣の坂出市・多度津町の墓じまい事例でも、菩提寺との交渉だけで数ヶ月を要するケースが報告されている。「着手してから完了まで1年」という見通しで動き始めるのが実態に近い。

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遺骨の移転先:香川県内の選択肢

永代供養墓
香川県内では金刀比羅宮(琴平町)周辺の霊園をはじめ、丸亀市からアクセスしやすい施設でも永代供養付きの区画を取り扱っている。合祀型は他の遺骨と合葬されるため管理者不在でも継続でき、費用は1人10万〜30万円程度。個別型は一定期間(通常33年)個別安置した後に合葬されるタイプで15万〜50万円程度。継承者不在の前提で申し込める施設かどうかを契約前に確認する。

納骨堂
丸亀市および坂出市・善通寺市の寺院が運営する納骨堂が存在する。契約時に永代使用料と年間管理費(5,000〜15,000円程度)が発生するのが一般的。年間管理費が発生する施設は、支払者がいなくなった場合の扱いを規約で確認しておく。

海洋散骨
香川県は瀬戸内海に面しており、丸亀市の港周辺から出港する海洋散骨を取り扱う業者が存在する。墓地不要で管理費が発生せず、後代への引き継ぎ義務がないため「自分の代で完結させる」という意図と合致する。ただし散骨後の物理的な拠り所がなくなることへの心理的抵抗を、他の親族と事前に話し合っておく必要がある。

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まとめ

丸亀市での墓石整理は、改葬許可申請・石材撤去・遺骨の移転という三段階を半年〜1年かけて進めるのが実態だ。費用の合計は移転先の選択次第で30万〜80万円台まで幅がある。香川県内の寺院慣習を踏まえると、菩提寺への早期打診と兄弟間の費用分担の明文化が、後のトラブル防止に直結する。

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読者の状況に応じた次の一手

  • **「何から始めればいいか整理できていない」方**:まず現在の墓地が寺院墓地か公営・民間かを確認し、丸亀市役所市民課で改葬許可申請書を入手して必要書類を把握する。移転先を決める前に書類の全体像を把握しておくと、菩提寺や石材店との交渉で具体的な話ができる
  • **移転先の費用・条件を比較したい方**:永代供養墓・納骨堂・散骨の見積もりを複数施設から同時並行で取り、費用・管理の継続性・立地・継承者不在での申し込み可否の4点で比較する
  • **兄弟間の合意が未了、または菩提寺との交渉が難航している方**:丸亀市内の行政書士や終活相談窓口(無料相談を設けている施設もある)を利用し、祭祀主宰者としての法的立場と交渉の進め方を整理した上で動く

比較

丸亀市墓石を比較するときの項目

お墓の種類別の比較(一般墓・樹木葬・永代供養墓・納骨堂)

種類費用目安継承向いているケース
一般墓(和型・洋型)80〜200万円必要代々受け継ぐ家墓を建てたい
樹木葬20〜80万円不要なものが多い自然志向/継承者がいない
永代供養墓10〜100万円不要後の管理を寺院・霊園に任せたい
納骨堂20〜100万円不要なものが多い天候に左右されず参拝したい・都市部

よくある質問

丸亀市の墓石に関するよくあるご質問

Q.01丸亀市でお墓を建てる費用の目安は?
A.墓石本体50〜180万円、霊園永代使用料30〜200万円、年間管理料5,000〜15,000円が一般的です。樹木葬は20〜80万円、永代供養墓は10〜50万円とより手頃です。
Q.02見学だけでも申し込めますか?
A.もちろん可能です。霊園見学は無料です。雰囲気・アクセス・管理状況を実際に確認してから決められます。
Q.03宗教不問の霊園はありますか?
A.民営・公営霊園には宗教不問のものが多くあります。終活ナビ掲載の霊園には宗派の縛りの有無を明示しています。
Q.04墓じまい・改葬も相談できますか?
A.はい、現在のお墓の閉眼供養・撤去から、新しい納骨先の手配までトータルで対応する石材店をご紹介できます。

費用の試算

費用シミュレーター

個人情報 不要
サービス
お墓のタイプ
地域

概算費用の内訳

樹木葬 一式
23万円〜80.5万円
永代使用料 (区画)
20万円〜150万円
管理料 (年額の10年分目安)(任意)
5万円〜20万円
戒名料 (任意)(任意)
0円〜30万円

概算合計

43万円280.5万円

上記は終活ナビ編集部が公的調査・業界統計をもとに整理した目安です。実際の費用は業者・地域・時期・オプションにより変動します。正確な金額は無料で複数社の見積もりをお取りください。

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