コラム
香川県丸亀市で相続を自分の代で完結させる実務手順と費用【2026年版】
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香川県丸亀市の人口は約10万8千人(丸亀市住民基本台帳、2024年1月時点)で、高齢化率は30%を超えている。年間の死亡件数に対して相続案件が発生する頻度は香川県内でも高い水準にあるが、相続手続きを担う司法書士・行政書士の事務所は高松市に集中しており、丸亀市内で即対応できる専門家を探すには手間がかかる場合がある。
親から受け継いだ実家・農地・寺院墓地をどう処理するか。子のいない世帯や、兄弟で分担を決めなければならない立場の人が「自分の代で片付ける」と決めた場合、いつまでに・どこへ・何を届け出るかを先に把握しておくことが、期限超過や追加費用の回避につながる。
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相続手続きの期限と窓口:丸亀市で押さえる3か所
相続が発生したときに法律で期限が定められている主な手続きは以下のとおりだ。
- **3か月以内**:相続放棄・限定承認の申述(高松家庭裁判所丸亀支部または郵送)
- **4か月以内**:被相続人の所得税準確定申告(丸亀税務署)
- **10か月以内**:相続税の申告・納税(基礎控除を超える場合のみ)
- **相続を知った日から3年以内**:不動産の相続登記(2024年4月から義務化)
不動産登記の窓口は高松法務局丸亀支局(香川県丸亀市新町3番地)。必要書類は戸籍謄本一式・遺産分割協議書・固定資産税評価証明書・住民票など。戸籍謄本は丸亀市役所市民課で取得できるが、被相続人が他の市区町村に本籍を置いていた場合はその自治体への郵送請求が必要になる。
香川県内では坂出市や善通寺市で出生後、丸亀市内に転居した高齢者も少なくなく、複数の自治体に戸籍請求が必要になるケースが出やすい。一式をそろえるだけで2〜4週間かかることを前提に動くのが現実的だ。
相続放棄を検討する場合は、高松家庭裁判所丸亀支部に申述書を提出する。収入印紙800円と郵便切手、戸籍謄本が必要。申述期限の3か月は「相続の開始があったことを知った時」から起算される点に注意が必要で、期限を過ぎると原則として相続を承認したとみなされる。
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相続税の計算:丸亀市周辺の不動産評価と実費目安
相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」。配偶者と子2人の場合は4,200万円が控除される。丸亀市の市街地における住宅地の路線価は2〜4万円/㎡台が中心(国税庁路線価図で確認可)で、一般的な一戸建ての土地評価額が基礎控除を下回るケースも多い。ただし複数の不動産、農地、賃貸物件が混在すると総額が膨らみやすい。
香川県内の農地には「農業委員会の許可なしに売却できない」制限があり、相続した農地を手放したい場合は農業委員会への届出(相続後3か月以内)が必要で、宅地転用を伴う場合は許可手続きが別途生じる。多度津町や宇多津町にも土地を持つ家庭では、各市町の農業委員会に個別確認が必要になる。
専門家に依頼した場合の費用目安は以下のとおり。
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 法定相続情報証明(法務局発行) | 無料 |
| 相続登記(司法書士報酬) | 5〜10万円前後 |
| 登録免許税(不動産評価額×0.4%) | 評価額による |
| 遺産分割協議書の作成(行政書士) | 3〜8万円程度 |
| 相続税申告(税理士) | 遺産総額の0.5〜1%目安 |
| 相続放棄申述(裁判所申立) | 収入印紙800円+書類実費 |
見落とされがちなのが登録免許税だ。固定資産税評価額が1,000万円の不動産なら4万円、3,000万円なら12万円が発生する。評価証明書は丸亀市役所税務課で取得できる。
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兄弟間の合意形成と菩提寺:丸亀市でよく起きる2つの壁
遺産分割協議書は法定相続人全員の署名・実印・印鑑証明書がそろわないと完結しない。香川県外に転居した兄弟がいる場合、印鑑証明の取り寄せと郵送のやり取りだけで数週間かかる。揉めていなくても物理的に時間がかかるため、10か月の申告期限から逆算して早めに動く必要がある。合意が取りにくい場合は行政書士または弁護士に間に入ってもらうことで中立な調整が可能だが、費用は別途かかる。
もう一つは菩提寺との協議だ。丸亀市とその周辺では浄土真宗本願寺派・真言宗の寺院が点在しており、先祖代々の墓が寺院墓地にある場合、継承者をどうするかを住職と話し合う必要が出てくる。継承者がいない場合の選択肢として「永代供養」があるが、費用は寺院によって数十万円から異なり、丸亀市内の各寺院への直接問い合わせで確認する形になる。
自分の代で墓を閉じる「墓じまい」を行う場合は、丸亀市役所市民課に改葬許可申請書を提出し、改葬先(合祀墓・納骨堂など)の受入証明書を添付する手順が必要になる。申請自体に費用はかからないが、離壇料・遺骨の移送費・新たな納骨場所の費用は別途発生する。
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放置すると何が変わるか:不動産登記義務化と過料
2024年4月から不動産の相続登記が義務化され、相続を知った日から3年以内に登記しなければ10万円以下の過料が科せられる可能性がある。高松法務局丸亀支局の周知資料によれば、香川県内でも数十年前の相続で名義が亡くなった祖父のままになっている不動産が依然として存在するとされており、こうした未登記物件は売却・担保設定が事実上できない状態に置かれる。
「自分の代で完結させる」と決めた場合の最初の作業は、固定資産税の納税通知書を確認し、自分または親名義になっている不動産の所在地をリストアップすることだ。丸亀市内の物件だけでなく、坂出市や善通寺市に不動産がある場合も同様に手続きが必要になる。不動産が多岐にわたる場合は、司法書士に一括相談する方が個別対応より費用を抑えられるケースがある。
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まとめ
香川県丸亀市で相続を自分の代に完結させるには、高松法務局丸亀支局・高松家庭裁判所丸亀支部・丸亀市役所の3窓口を起点として、相続開始から10か月の申告期限を軸にスケジュールを組む。専門家費用の総計は遺産の規模によるが、シンプルなケースでも登録免許税・報酬・書類実費を合わせると10〜30万円前後の実費が発生する。兄弟間の合意形成と菩提寺との協議は時間がかかるため、相続発生後1か月以内に動き始めることが期限遵守の現実的な条件になる。
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次の一手:状況別の分岐
不動産の名義が亡くなった親のまま、登記が済んでいない
→ 高松法務局丸亀支局へ相続登記の手続き案内を請求するか、香川県司法書士会が定期開催する無料相談会を活用して手順を確認する。
農地・保険・預金が混在し、遺産総額の概算が読めていない
→ 税理士または行政書士に「財産目録作成」の見積もりを依頼し、相続税申告が必要かを先に判断してから動く。
兄弟間の合意が取れていない、または連絡が取れない相続人がいる
→ 弁護士への相談または家庭裁判所の遺産分割調停申立を検討する。香川県弁護士会(高松市)の法律相談窓口では30分5,500円(税込)で初回相談が受けられる。合意を先送りにするほど手続きが複雑になる。
比較
丸亀市で相続を比較するときの項目
相続手続きの相談先別の比較
| 相談先 | 得意分野 | 費用目安 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 税理士 | 相続税の申告・節税 | 遺産額の0.5〜1%程度 | 相続税の課税対象になりそう |
| 司法書士 | 不動産の名義変更(相続登記) | 5〜15万円程度 | 土地・建物の相続がある |
| 行政書士 | 遺産分割協議書・各種書類作成 | 数万円〜 | 書類作成中心で争いがない |
| 弁護士 | 遺産分割の争い・調停 | 着手金+報酬 | 相続人間で揉めている |
よくある質問
丸亀市の相続に関するよくあるご質問
- Q.01相続の相談は無料ですか?
- A.はい、初回相談は無料の士業事務所が中心です。具体的な手続き依頼から有料となります(料金体系は事務所ごとに異なります)。
- Q.02相続税が発生するか分からないのですが?
- A.基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)以下であれば原則として相続税は発生しません。ただし試算が複雑なため、税理士の診断をおすすめします。
- Q.03遺言書はどう書けばいいですか?
- A.自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類があります。確実性と安全性から公正証書遺言が推奨されることが多いです。
費用の試算
費用シミュレーター
個人情報 不要概算費用の内訳
- 初回相談
- 0円
概算合計
0円 〜 0円
上記は終活ナビ編集部が公的調査・業界統計をもとに整理した目安です。実際の費用は業者・地域・時期・オプションにより変動します。正確な金額は無料で複数社の見積もりをお取りください。